今回はこれを、ガラスにブラストしたい。
前回、いきなり写真が成功して気分が良かったので、新たな露光材を購入した。
当然、写真ができる薄フィルムでパープルという種類だ。
早速、網点反転する。
ここまでは、慣れてきた。
なぜ、前回の露光材を使わないかといえば、前回のラピッドというタイプは簡単でいい反面、露光してすぐに、ブラストしなければならないため、一人では、1~2枚が限界だ。
作業が忙しすぎるので、朝から風もなく天気がいい日しかできない。
なので、マスキングフィルムだけを、露光して作りだめができれば、後日一気にブラストできるので
水現像タイプのフィルムにトライすることにした。
このブログでは結果だけを載せていきたいので、結論から言うと
”やはり、ど素人には、むずかしい”
昼に、やってみたら、2回連続失敗。
全く、何も現像できなかった。
????と思ったのだが、
このフィルムは、動画で使い方を指導してくれているのだが、想像以上に紫外線に感光するのが早いのだ。
したがって、完全に太陽光などが、少しでもあるところでは、ダメなのだ。
結構暗いところでやったつもりだが、たぶん、それが原因かと思い、夜まで待って
トライしたら、うまくいった。
うまく、感光したのだが、またもや、今度は現像で失敗した。
とにかく、昼失敗してるので、感光させてはならない、早く現像をば、と焦るのが良くない。
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この上にフィルムをおいて水現像する、自作現像ユニット |
水現像というのも、かなり難しく、露光した部分を、水圧ノズルで洗い流すのだが、
水圧勢いと洗い流し迄の時間との調整が経験がいると思う。
当然、今日は気温が4度なのでお湯で42度に設定した。
今日は、もうやめるが、4回目でようやく1枚できた。
地球の中の模様が出したかったので、パープル(0.05)フィルムを選択したが、こんな感じならブルー(0.1)でよさそうだ。ブルーを発注した。次回やってみる予定。
ここまでで、判明したこと。
1.一人作業は、慣れが必要。焦ると失敗する。
2.アドビフォトショップの熟練度も同時に必要。
理由:網点の処理のドットがフィルム現像の成功に関係する、細かくすれば現像で
消えてしまう。流れてしまう。
3.水現像タイプのフィルムを使用する場合は、夜の作業が適している。
4.完全な現像するためだけの作業室が理想、水現像用水道配管は温水が出て水圧も必要。
5.部屋は完全に紫外線が遮光され室内灯はLEDで紫外線が出ないタイプが理想。
ブラスト自体はたいして難しくはなく、これは、アドビ・フォトショツプの熟練度とフィルム現像ですべてが決まるといえる。
熟練度比率
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フォトショツプ熟練度 30%
フィルム露光・現像技術 30%
ブラスト加工技術 10%
場所環境ブラスト装置含む 30%
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100%
ブラストに関しては、装置の依存性が高いと思われる。
現像の面倒さに比較すればマスキングさえきっちりできていれば
良いブラスト装置であれば、絶対に誰でも一発目から成功するはずだ。
もし、マスキングフィルムまでマスターしたのにうまくいかない人は、ブラスト装置自体を見直すしかないと思う。まぁ、一番お金がかかるところだが。
コスト比率
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パソコン・プリンター・フォトショツプソフト 13%
フィルム・現像ユニット 7%
ブラスト装置・研削材・コンプレッサー 80%
*************************
100%
全て新規購入したとする。除外事項:場所代、電気代である。
長年やってきたので、まず、コスト比率がここから、大きくずれている人は成功しないと思う。
理由は簡単で、ブラスト装置・研削材・コンプレッサーは、この作業の場合、1条件しか定まらないため、機能的にコストが決定されてしまう。中古とかなら比率は変わるだろうが、素人がブラスト機の中古の中からガラスブラストに適したものを探し出せるかどうか?
私は、ガラスブラストのプロの方には1度だけ販売したことがあるのだが、その人はかなり有名な方らしく(私は芸術関係無知なため存じていなかった)ブラスト装置自体は特注だった。
今、私が始めたことは、芸術のプロを目指すのではなく、全くの逆でブラストのプロが、どうやって手探りで、自力でガラスブラストができるかどうか?というドキュメントを作っているのである。